ホーム > 医院がめざすもの > 医院がめざすもの

医院がめざすもの

「家族を診るつもりで患者さんに接する。」

これを実践する医院それがいちろう歯科クリニックです。
そのためにやらなければならないことがいくつかあります

1.精度の良い技工物を作る

いちろう歯科クリニックでは出来るだけ精度の高い技工物を製作するための努力をしております(歯医者なら当たり前だと思われるでしょうが実はそうではありません。
大学では教えてくれませんし 必死で勉強し強い信念を持って維持していかなければ実現困難でもあります)
院内技工士がいるので出来ることでもあります。
いちろう歯科クリニックのシステムと設備を少し紹介させていただきます。

自動練和器

型採りの際 通常アルジネート印象材というものを手で練りますが、いちろう歯科クリニックでは精度を高く保つため特別な場合を除いてすべて専用の機械で練ります。
その際に使用する水の温度管理もとても重要です。


真空練和器

銀歯やセラミックの補綴装置を製作するのに石膏模型を作る必要があるのですが、石膏を練る際に起きる変形はかなりのものであり、そうした寸法変形を最小限にとどめるべく、いちろう歯科クリニックでは、ドイツ レンフェルト社のツイスターエボルーション2を使用しています。


キチリ

次に、技巧室内において型に素早く石膏を流します。
この際デントロニクス社キチリという専用の電子測りを使い正確に粉液比を測り、やはり専用の機械(真空練和器)で練ります。
石膏の変形は印象材のそれよりも大きいためとても大事な工程です。
(水温管理も石膏の精度に関与しますし、人の手で石膏を練るなんてことがあってはいけません。)


保管・管理

石膏を流したあと湿度の高い箱の中で石膏が固まるまで保管します
こうすることで石膏の精度を保ちます。


スコープ

精度を高めるためには、肉眼では限界があります。
そこでいちろう歯科クリニックでは20倍まで細かくみれるスコープを使って技工物を製作しています。

30分も調整に時間がかかった差し歯をセットしてもらって嬉しいでしょうか?
安心してその歯で噛めますでしょうか?
いちろう歯科クリニックではこの技工物の精度を維持するために今後も努力してまいります。
(ここまで頑張っても精度が劣ることがあります。例えば石膏は袋ごとに精度が変わります 条件が悪ければそれだけでうまく合わないものができてしまいます。
そうした場合、技工物セット時に無理に調整する時間をとるよりは再製作のお願いをさせていただくことがあります。歯科医師として非常に悔しい瞬間ですが信頼して来院していただいている患者さんを裏切るわけには行きません。ご迷惑をおかけしますがご理解下さい。)


2.徹底した滅菌・消毒

患者さんが家族だったら、自分が患者さんだったら・・・
そう考えると、感染予防1つ取ってもいい加減にはできません。
グローブ、麻酔針の交換なんて当然のことです。
タービンハンドピース(歯を削る道具)を患者さん1人ごとに滅菌する医院がどれ程あるかご存知ですか? たったの6%です。
ストレート・コントラハンドピース等の滅菌となるとさらにパーセンテージは下がるでしょう。
歯科は感染という観点からみると外科処置を連続して行っているのとほぼ同じです。
可能な限りすべての器具を患者さんごとに滅菌することはとても大事なことなのです。

歯医者に治療にいってほかの病気(肝炎やHIV等)にかかったのでは悲しいことです。



3.患者さんが納得した上での治療

患者説明用ソフト トリニティコア

一般的には、インフォームドコンセントと呼ばれています。
今ご自身のお口の中がどういった状態になっておりどのような処置が必要なのか?
治療の限界や、治療しなかった場合の予測も含めてご説明し、納得していただいた上で治療を行ってまいります。
保険診療を基本としておりますが、ご自分の状態に合ったより高度な治療内容・技術・材質をお望みの方には、それぞれにふさわしい診療を行ないます。
もちろん保険診療でも、より丁寧・確実な治療を目指します。


4.咬み合わせ・顎関節に配慮した治療

当クリニックでは顎関節症治療も勿論行っておりますがここで取り上げるのはそれではありません。
顎関節症の原因の多くは、歯科でセットされた高さの不適切な被せであることからしても咬み合わせに十分配慮した治療が必要になります。
たとえば当クリニックでは、保険の義歯であろうと総義歯のかみ合わせの確定には、フェイスボウトランスファー、ゴシックアーチ、チェックバイトといった工程を経て製作しております。セットまで回数がかかりますが よく咬める義歯が出来上がります。

松風プロアーチ3 EG 咬合器

プロアーチフェイスボウ

kavo社プロターevo7咬合器


5.痛みの少ない治療

当クリニックでは、なるべく痛みを感じないよう最大限努力しております。
表面麻酔、針のない麻酔、針の細い電気制御麻酔、麻酔液を温める器械、刺入点の工夫など・・・
それでも炎症が強い場合などは、全く効かないこともありますが、・・・頑張ります!

表面麻酔 
ビーゾカイン・ゼリー

オーラスター 
電子制御麻酔

オーラスターでは上の針を使います 下は通常の太さの針です

シリジェット 針のない麻酔

シリジェット先端部